日本中を震撼させた最初の激震は、2014年5月17日に走りました。警視庁組織犯罪対策5課により、覚醒剤取締法違反(所持および使用)の容疑でASKAが逮捕されたのです。知人女性の自宅マンションから押収された違法薬物とともに身柄を拘束されたニュースは、トップニュースとして連日メディアを埋め尽くしました。
かつて「SAY YES」や「YAH YAH YAH」など国民的大ヒット曲を世に送り出し、誠実な音楽人としてのイメージを確立していただけに、ファンや音楽業界関係者が受けたショックは計り知れないものがありました。捜査の過程で、数年前から違法薬物の密売ルートと接触していた実態が浮き彫りとなり、長年の薬物使用疑惑が現実のものとなった瞬間です。
同年8月に東京地裁で開かれた初公判において、起訴内容を全面的に認めたASKAに対し、9月には懲役3年・執行猶予4年(求刑・懲役3年)の有罪判決が下されました。法廷で深々と頭を下げた姿は、一時代のカリスマが堕ちた象徴的な場面として今も記憶に刻まれています。