番組の司会進行を務めたナインティナインの存在も、この特番の質を決定づけた極めて重要なピースだった。自らもプレイヤーとして過酷な舞台を踏んできた矢部浩之と岡村隆史だからこそ生み出せる、出演者へのリスペクトに満ちた空気感。
重厚なセットとたけしの存在感が醸し出す独特のプレッシャーのなか、ナインティナインは絶妙な間合いとツッコミで場の空気をほぐし続けた。ネタ終わりの芸人たちから本音を引き出し、緊張を笑いへと昇華させる進行の手腕はまさに圧巻。舞台上の演者と客席、そして最高顧問を繋ぐ架け橋として、番組に心地よいテンポと温もりを与えていた。