その圧倒的な才能を見逃すまいと、名だたる芸能プロダクションが一斉に争奪戦を繰り広げたのは記憶に新しい。短期的な流行を追うのではなく、10年後、20年後も第一線で主役を張れる本物の役者を求めていた業界にとって、彼女の出現はまさに渇望の救世主だった。
なかでも、長年にわたり国内外で実力派を育て上げてきたホリプロをはじめとする大手勢は、彼女のマネジメント環境の整備に並々ならぬ熱意を注いできた。目先の露出に囚われず、良質な脚本と演出家を慎重に選定するスタンスが、現在の彼女のブランド価値をより強固なものへと昇華させている。