多くの消費者が陥る罠がある。それは「箱を開けた瞬間の表面温度が低ければ低いほど優れている」という勘違いだ。実は、急速に周囲の熱を奪う超低温タイプの製品ほど、自らの冷気エネルギーを急速に消費してしまう傾向がある。
実験室で温度ロガーを取り付け、外気温35度の条件下で24時間の経過を追うと、驚くべき結果が得られた。最初の数時間はマイナス15度以下をたたき出す「爆発力型」が、6時間を過ぎたあたりから急激に温度上昇を起こすのに対し、0度強の温度帯をフラットに長く維持する「持続型」は20時間後も保冷効果を保っていた。用途に応じた組み合わせこそが、全滅を防ぐ最大の鍵となる。