横幅の数値は合っているはずなのに、「チップの中央が浮いてパカパカする」「両端だけが強く当たって痛い」という現象が起きることがあります。これは、チップのカーブ(湾曲度)と自爪のカーブが一致していないことが原因です。
日本人の自爪は欧米人に比べてカーブが緩やか(平ら爪)な傾向があり、市販のネイルチップをそのまま装着すると中央に隙間ができやすくなります。このカーブのミスマッチを解消するサイズ合わせの調整法には、現場で使われる2つのアプローチがあります。
1つ目は、粘着グミの厚み調整です。中央が浮く場合は、爪の中央部分に粘着グミを2枚重ねにして厚みを持たせるか、厚手タイプの高密着グミを使用することで隙間を埋め、密着力を劇的に向上させることができます。
2つ目は、チップのカーブ自体を熱で微調整する方法です。プラスチック製のチップは温めると柔らかくなる性質があります。ドライヤーの温風をチップの裏面に数秒当てて軽く温めた後、指の腹でカーブを少し押し広げるようにして冷ますと、平らな爪のアーチにぴったり馴染むようになります。ただし、デザインの装飾パーツやジェルコーティングが高熱で傷まないよう、温めすぎには十分注意してください。