Q1:急に甘えてきたり後追いしたりするのは「死期を悟った」からですか?
A1:擬人化ではなく行動学的見地から見ると、体力の急激な低下に伴う「不安感」と「安心を求める本能」による行動です。犬自身が「死」の概念を論理的に理解しているわけではありませんが、自身の変調を敏感に察知し、最大の安心材料である飼い主に寄り添おうとしています。優しく撫でて声をかけ、安心させてあげることが最善のケアです。
Q2:息を引き取る直前のあえぎ呼吸(下顎呼吸)は苦しんでいるのでしょうか?
A2:苦しそうに見えますが、本人は苦痛を感じていません。下顎呼吸は脳幹の反射による自動的な運動であり、すでに意識レベルは完全に消失しています。苦痛による喘ぎではないため、パニックを起こさず、静かに耳元で感謝の言葉を届けてあげてください。
Q3:老衰でご飯を全く食べなくなってから、何日くらいで旅立ちますか?
A3:個体差や飲水の可否によって異なりますが、完全な絶食状態になってから数日〜1週間程度で旅立つケースが一般的です。水を自力で飲めなくなった場合は、2〜3日以内に臨終を迎えることが多くなります。脱脂綿で口元を湿らせる程度のケアを行い、無理な注入は控えましょう。
Q4:亡くなった後、自宅で何日間くらい安置できますか?
A4:適切な保冷処置(腹部と頭部への保冷剤配置、室温18℃以下)を行っていれば、夏場で1〜2日、冬場で2〜3日程度の自宅安置が可能です。ドライアイスを使用できる場合はさらに延ばせますが、状態変化を避けるためにも、2〜3日以内に火葬や葬儀の手配を行うのが望ましいとされています。