「予報では暖かそうだったのに、外に出たら凍えるほど寒い」と感じる背景には、気象学的な明確な理由があります。体感温度を大きく左右する主因は、風速と湿度、そして日射量の3要素です。
一般的に、風速が1m/s強まるごとに体感温度は約1℃下がるとされています。気温が15℃であっても、ビルの谷間で風速5m/sの風が吹いていれば、肌感覚としては10℃前後の真冬に近い寒さに感じられます。また、湿度は夏場には不快指数を跳ね上げる一方で、冬場や春先の乾燥した空気は皮膚表面からの水分蒸発を促し、気化熱によって身体から熱を奪います。
さらに見落とせないのが日差しと紫外線情報の影響です。直射日光が当たる場所と日陰とでは、体感温度に3〜5℃以上の開きが生じることも珍しくありません。今日の服装を決める際は、単なる「最高・最低気温」の数字に惑わされず、風速や日照条件を加味した最低気温 体感温度のシミュレーションが不可欠となります。