パラコードの端処理で初心者が最も失敗しやすいのが「焼き止め(メルティング)」です。ナイロンやポリエステル素材の特性を利用し、熱で溶かして固める技法ですが、やり方を誤るとススで黒く焦げたり、肌にチクチク刺さる塊になってしまいます。
焼き止めのプロテクニック4箇条
- コードの余白は2〜3mm残してカットする:長すぎると溶けた樹脂が大きなダマになり、短すぎると結び目自体が解けてしまいます。切れ味の良いハサミで垂直に切断するのが基本です。
- ライターの「青い炎」の根本を使う:ライターの赤い炎(上部)は不完全燃焼のためススを含み、コードを黒く汚します。炎の根元にある「青い部分」を近づけ、じっくりと熱で溶かすのが美しく仕上げる鉄則です。
- ハサミの金属面でフラットに押し当てる:コードの先端が十分に透明に溶けたら、絶対に指で触らず、ハサミの刃の腹やライターの金属ヘッドを軽く押し当てて平らに成形します。
- ほつれ止め接着剤の併用:どうしても火を使うのが怖い場合や、淡いパステルカラーで変色を完全に防ぎたい場合は、手芸用の強力ほつれ止め液や多用途クリアボンドを結び目の隙間に浸透させて硬化させる方法も有効です。
ツートンカラーで差をつける「おしゃれ配色」の裏技
平編みで2色使い(バイカラー)にする場合、2本の異なる色のコード先端をライターで同時に炙り、溶けた瞬間に素早く押し合わせて融着(ジョイント)させます。この接合部分を金具の裏側や編み始めの芯糸の中に隠すことで、表からは継ぎ目が一切見えない洗練されたツートンストラップに仕上がります。