90年代という時代背景を語る上で外せないのが、当時のポップカルチャーとの親和性だ。漫画家・武内直子が生み出した金字塔『美少女戦士セーラームーン』の大ヒットにより、少女たちの間で「変身」「宝石」「魔法」への憧れが最高潮に達していた。
アニメの放送と連動するように、ペンダントを身につけることで自分も特別な存在になれるという感覚が、当時の少女たちを魅了した。現在、30代から40代となった当時の子供たちが主導する平成レトロカルチャーの再評価のなかで、セボンスターはその象徴的なアイコンとして再浮上している。思い出の品を大人の財力で買い集める「大人買い」現象は、まさにこの世代的背景に裏打ちされている。