スマホの画面に「+86」という表示が出たとき、真っ先に知るべきは発信元の地域だ。「+86」という国番号は、中華人民共和国(中国本土)に割り当てられた固有の電話識別コードである。香港(+852)やマカオ(+853)、台湾(+886)とは明確に区別されており、中国本土からの直接の通信であることを示している。
世界中の電話網をつなぐ基盤である国際電気通信連合(ITU)が制定した国際電話番号の体系において、各国家には独自の数字コードが与えられている。国際標準規格である「E.164番号計画」に準拠したこのシステムは、本来であればグローバルな通信の利便性を高めるために構築されたものだ。しかし、中国本土と取引や縁がない人にとって、この番号からの着信は危険のシグナルと捉えるべきである。