近年の生殖補助医療を巡る狂騒は、映像メディアでも鋭く切り取られている。NHKスペシャルなどのドキュメンタリー番組は、海外での代理母出産や違法な精子・卵子取引に救いを求める人々の苦悩と、その裏に潜むビジネス構造を克明に報じてきた。
また、Netflixの海外ドキュメンタリー作品等でも、規制の緩い国へと渡航して超高齢出産を試みるメディカル・ツーリズムの闇が描かれ、国際的な波紋を呼んでいる。生殖技術の進化は、不妊に苦しむ多くの人々に光をもたらした。しかし同時に、商業主義と結びついた過激な医療ビジネスが、倫理的な歯止めを失わせる危険性も孕んでいる。