6月の栽培で唯一にして最大の障壁となるのが、長引く雨による過湿と日照不足、そしてそれに伴う病気や害虫の発生です。この時期を健全に乗り越えるための梅雨時期の野菜育て方には、明確なセオリーが存在します。
まず警戒すべきは、泥跳ねによって土中の菌が葉に付着して発生する「炭疽病」や「斑点病」、そして過湿環境で一気に広がる「灰色かび病」です。これらを防ぐには、株元の土にワラやヤシガラマットを敷くマルチング処理が決定打となります。泥跳ねを物理的に遮断するだけで、病気のリスクは半減します。
さらに、気温の上昇とともにアブラムシやハダニ、アワノメイガといった害虫も活発化します。夏野菜病害虫対策と予防においては、苗を植えた直後からの「防虫ネット(目合い0.6mm〜1mm)」のトンネル掛けが最も安全かつ確実です。初期段階で害虫の侵入をシャットアウトしておけば、無農薬や減農薬での安心な栽培が実現します。