「なぜ同じ容量なのに、カバンに入ったり入らなかったりするのか」――この疑問を解き明かすカギは、プロダクトデザイン・寸法規格の調整にある。
近年、通勤用バックパックやミニショルダーバッグの普及に伴い、縦幅21cmという境界線が極めて重要な意味を持つようになった。特にファスナー付きの縦型ポケットを持つバッグでは、高さ20.5cmのボトルなら余裕で収まるものの、22cmを超えるスリムロング型のボトルを入れるとジッパーが閉まらないという現象が頻発する。
収納用品の設計現場でもこの寸法差は意識されており、インテリア雑貨や車載ホルダーの開発においても、平均的な21cm規格を基準にしつつ、±1.5cmの余裕を持たせた設計が主流となっている。