新500円玉の登場から数年が経過した2026年現在も、地方の古い自動販売機や個人経営の店舗にある券売機では、「新500円玉は使用できません」という貼り紙を見かけることがあります。この原因は、硬貨の「材質」と「構造」の変化にあります。
現行の500円玉は、中心部と外周部で異なる金属を使用した2層構造(バイカラー・クラッド)を採用しています。これにより、機械が硬貨を識別するための電気的特性や磁気特性が旧硬貨と大きく異なることになりました。直径が同じであっても、内部のセンサーが「本物」と認識するためには、機器側のプログラムやセンサー自体のアップデートが必要不可欠だったのです。