大手リサーチ会社やポータルサイトが実施する「国民的アニメランキング」の各種データから、客観的な数値を比較してみます。
地上波の世帯視聴率という歴史的指標で見れば、長期にわたり安定した数字を刻んできた『クレヨンしんちゃん』に分があります。金曜夜のゴールデンタイムを四半世紀以上にわたり『ドラえもん』と分け合ってきた実績は、お茶の間の記憶に深く刻まれています。
しかし、近年の「経済的インパクト」と「ファンの能動的な熱量」では『名探偵コナン』が圧倒的です。劇場版の興行規模は日本映画界全体を牽引するレベルに達しており、単なるアニメの枠を超えた社会現象としてのプレゼンスを誇示しています。
知名度調査においては両者ともに90%台後半をマークしており、認知度だけで優劣をつけることは困難です。つまり、「日常の生活に溶け込んだ長寿アニメ」を採るか、「時代を牽引する超大型エンタメ」を採るかによって、データ解釈が二分される構造になっています。