40代半ばを過ぎてもなお一軍の先発マウンドに登り続ける秘訣は、異常なまでに徹底された自己管理にある。若手時代から変わらない柔軟性の維持、股関節周りの可動域を広げる日々のストレッチ、そして食事管理。石川の練習姿勢を目にした若手選手たちは一様に「あれだけの準備をしているからこそ、あの年齢でも投げられるのだ」と舌を巻く。
年齢とともに筋肉量や回復力は衰える。しかし石川は、自分の身体の変化をいち早く察知し、トレーニング法を柔軟に変化させてきた。無理なパワーアップを追わず、しなやかさと連動性を突き詰めるアプローチ。それこそが、肩や肘の重大な手術を回避し、息の長い現役生活を支える最大の盾となっている。