デジタルコンテンツ配信がゲームの主流となって久しい。だが、ストアのサービス終了が何をもたらすか、私たちは今まさにその現実を突きつけられている。ニンテンドーeショップを通じて供給されていた数千本規模のダウンロード専用ソフトやインディーズ作品は、オンラインストアの閉鎖とともにその大半が新規購入ルートを断たれた。
かつて任天堂の社長として指揮を執った岩田聡氏は、ネットワーク構想の推進において、ユーザーとゲームの出会いを広げるデジタル流通の可能性を深く重視していた。しかし、インフラ維持コストとハードウェアの世代交代という現実の前では、どれほど愛されたプラットフォームであっても永久の維持は叶わない。結果として、名作がデジタル空間から静かに消えていく事態が現実のものとなっている。