SFCの教育システムの心臓部といえば、間違いなく「研究会(ゼミ)」だ。1年生から履修可能なこの制度において、学生は早くから「単なる生徒」ではなく「研究者」であり「実践者」としての顔を持つことになる。
ここでは、指導教授の顔色を伺うような内輪の研究は一切歓迎されない。企業のR&D部門と直接連携した共同プロジェクトや、官公庁の実証実験が日常的に走り、学生自身が予算交渉や現場指揮を執るケースも珍しくない。「学問のための学問」を脱し、現場の泥にまみれながら社会に直接アプローチする。この現場主義こそが、他大学の追随を許さないSFC生の現場対応力の源泉となっている。