名フレーズ「3 is the magic number」のルーツをたどると、1973年のアメリカに辿り着きます。生みの親は、アメリカの著名なジャズ・ピアニスト兼シンガーソングライターのボブ・ドロー(Bob Dorough)です。
当時、大手広告代理店の役員が「自分の息子がロックの歌詞は簡単に覚えるのに、掛け算の九九をまったく覚えられない」と悩んでおり、友人のボブ・ドローに「子供が歌って覚えられる算数の曲を作ってほしい」と依頼したことがすべての始まりでした。そこでボブが生み出したのが、3の段の掛け算をリズミカルに覚えられる楽曲「Three Is a Magic Number」でした。
この楽曲の完成度の高さに目をつけた米ABCネットワークは、土曜朝の子供向けアニメ枠で放映する教育ショートシリーズ『スクールハウス・ロック(Schoolhouse Rock!)』を立ち上げます。その記念すべき第1エピソードのテーマ曲として全米に放映され、当時のアメリカ中の子供たちが口ずさむ国民的ナンバーとなりました。