物語の核となるのは、カリフォルニア州ロサンゼルスに置かれたテロ対策専門の政府機関、CTU(テロ対策ユニットだ。捜査官ジャック・バウアーは、国家的危機を阻止するためなら手段を辞さない孤高のヒーローとして描かれる。
ジャックを取り巻く人間模様は極めて入り組んでいる。家庭を顧みる余裕のない彼の足元では、妻テリーや娘キムが絶えず危険に晒された。一方で、政界では黒人初の合衆国大統領を目指すデイビッド・パーマー上院議員との間に、強固な信頼と政治的思惑が入り交じる独特の絆が芽生えていく。正義と私情の板挟みになりながら、ジャックは常に破滅的な決断を迫られていた。