一関市内における交通事故の発生場所を検証すると、特定の幹線ルートにインシデントが集中している構造が浮かび上がります。特に注意が必要なのが、南北を貫く大動脈である国道4号の一関エリアと、東北自動車道の一関IC周辺です。
国道4号バイパスは信号の間隔が長く直線が続くため、自然と走行速度が上がりやすい環境にあります。大型商業施設や飲食店が立ち並ぶインターセクション付近では、本線へ合流しようとする一般車両と直進する大型トラックの速度差から生じる急ブレーキが頻発し、重大な多重追突の引き金となっています。
一方、東北自動車道の一関ICから平泉前沢ICにかけての区間は、起伏に富んだ地形と急カーブが連続します。特に降雨時や冬場の冷え込みが厳しい夜間から早朝にかけては、路面凍結によるスリップ事故が多発。ひとたび高速道路上で事故が発生すると、東北道一関IC付近で激しい事故渋滞が発生し、並行する一般道へトラックが大量に流入するため、市街地全体の交通が麻痺する事態に発展します。