暗いニュースばかりではない。かつてシャッター街化が進んでいた名瀬の中心商店街に、近年、新たな風が吹いている。古い空き店舗をリノベーションしたカフェやコワーキングスペースが次々とオープンし、本州から移住してきたクリエイターやITエンジニアたちの拠点となっているのだ。
彼らがもたらすのは、単なる消費ではない。地元の特産品を使った新商品の開発や、伝統工芸である大島紬のモダンなアレンジなど、内側からは気づきにくかった「シマの価値」の再発見だ。古い世代と新しい世代の化学反応が、商店街に血を通わせ始めている。