多くの企業が「無人化」を急いだ結果、新たな問題が発生している。最新の自動仕分けロボットや無人搬送車(AGV)の導入には、億単位の初期投資が必要となる。これを回収するためには、荷物の取扱量を爆発的に増やすか、あるいは配送単価を上げるしかない。
結果として、荷主であるメーカーや小売店に対して、運送会社からの値上げ要請が相次いでいる。デフレマインドから完全に脱却できていない日本市場において、このコスト上昇を最終的な小売価格に転嫁することは容易ではない。自動化によってコストを下げるはずが、逆に経営を圧迫するという皮肉な構造が生まれている。