観戦時に混同されやすい用語として、試合が延長戦に突入した際に行われる「タイブレーク」と、グループ内の「同率順位決定ルール」があります。この2つは全く異なる概念です。
試合内のタイブレーク規定は、決着を早めて選手の肩肘への負担を軽減するための特別ルールです。WBCでは延長10回から「無死二塁」、走者を前のイニングの最終打者とし、打順は前イニングからの継続打順でスタートします。
ここで押さえておきたいのが、タイブレーク突入後の失点も、順位決定時の「失点率」にそのままカウントされる点です。ただし、無死二塁の走者が生還した場合、投手個人の記録上は「自責点」にならないケース(野手選択や無安打での進退塁等)であっても、チームとしての「失点」には計上されます。第2基準である自責点率の計算時には記録が分かれるため、スコアブック上の失点と自責点の区分は最後まで厳密に管理されます。