韓国代表に対する世論の反応は、日本以上にダイナミックかつ過激です。韓国のポータルサイト「NAVER」のコメント欄やオンラインコミュニティ(DCインサイドなど)の声を分析すると、代表チームに対する愛憎入り混じる複雑な感情が浮き彫りになります。
現地サポーターのリアルな声を大別すると、以下の3つの傾向が顕著です。
- KFA(大韓サッカー協会)への強い不信感:「選手たちの才能を協会が無駄にしている」「チョン・モンギュ会長の退陣なくして韓国サッカーの未来はない」といった、運営陣に対する構造批判が圧倒的多数を占めています。
- 黄金世代への期待と焦燥:ソン・フンミン、キム・ミンジェ、イ・ガンインという「歴代最強の縦ライン」が揃う2026年大会こそがラストチャンスであるという危機感。
- 日韓比較による自虐と警戒:近年、欧州組を多数輩出し組織的な戦術を確立している日本代表の躍進に対し、「日本との差が開いてしまった」という焦燥感を抱くファンが急増しています。
特筆すべきは、メディアが愛国心を煽るような論調を展開しても、現代のサポーターは非常に冷静かつ批判的な視点でチームの戦術的欠陥や協会のガバナンス不全を見抜いている点です。かつてのような盲目的な熱狂から、よりシビアなリアリズムへとファンの成熟が進んでいます。