日本のファンにとって最も気になるテニス世界ランキング日本人順位に目を向けると、ベテランの意地と中堅の実力、そして次世代の台頭が交錯するドラマが見えてきます。
長年にわたり日本テニス界を牽引してきた錦織圭の現在世界ランキングは、幾多の怪我や手術を乗り越えながら、ツアーレベルでの戦線復帰を果たしたことで着実に順位を押し戻しています。プロテクトランキング(怪我による救済制度)やワイルドカード(主催者推薦)を巧みに活用しながら、チャレンジャー大会とツアー大会を併用し、再びトップ100への定着とグランドスラム本戦ストレートインを射程に捉える位置につけています。
日本男子のシングルスを支え続ける西岡良仁の世界ランキング推移は、持ち前の粘り強いフットワークと卓越した戦術眼により、長期にわたって世界トップ50〜80前後のツアー定着ラインを維持しています。ATP250やマスターズ1000でのコンスタントな勝利が、年間を通じた安定したポイント獲得につながっています。さらにダニエル太郎や望月慎太郎らも虎視眈々と上位を狙う位置につけています。
女子では、ツアー復帰を果たした大坂なおみの世界ランキング最新状況が世界的な注目を集めています。出産と休養を経てツアーに戻った大坂は、パワフルなサービスとストロークを取り戻し、グランドスラムやWTA1000のビッグトーナメントでシード勢を脅かす存在へと完全復調。トップ30〜50圏内へと一気にランキングをジャンプアップさせ、再びグランドスラムのシード権獲得を見据える位置まで駆け上がってきました。内島萌夏や本玉真唯ら若手・中堅陣も自己最高位を更新するなど、日本女子全体の層も着実に厚みを増しています。