森・濱田松本法律事務所の採用ハードルは、日本の法曹市場において最難関クラスに位置します。
【採用大学と修習生の選考基準】
司法試験合格者および予備試験合格者を対象としたサマークラーク(インターンシップ)や個別選考では、東京大学、京都大学、一橋大学、慶應義塾大学、早稲田大学を中心とするトップ法科大学院・法学部出身者が大半を占めます。予備試験上位合格者や司法試験の総合上位合格者、法科大学院での卓越したGPAが事実上の前提条件となります。単なる学力だけでなく、クライアントと対等に渡り合える論理的コミュニケーション能力や精神的タフネスが厳格に評価されます。
【中途採用(ラテラル採用)の難易度】
経験弁護士の中途採用も実施されていますが、その門戸は極めて狭き門です。外資系法律事務所、他の四大法律事務所、あるいは特定分野(知財・税務・独占禁止法・事業再生・ITセキュリティ等)で顕著な実績を残した弁護士、官公庁(公正取引委員会、金融庁、法務省等)の出向経験者が選考の中心となります。
【海外留学制度とキャリアの広がり】
入所後5〜6年目を迎えたアソシエイトに対しては、充実した海外ロースクール(米国のLL.M.や欧州の法学修士課程)への留学支援制度が整備されています。学費や滞在費の補助を受けながら現地の学位を取得し、その後ニューヨーク州やカリフォルニア州の司法試験を受験、現地の提携法律事務所や海外拠点での研修(ファームエクスペリエンス)を経て帰国するキャリアパスが確立されています。