この大一番における両指揮官の盤上の駆け引きは、開始前からの大きな見どころです。森保一監督率いる日本代表と、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるスペイン代表の日本対スペイン スタメン予想およびフォーメーション 戦術分析を紐解きます。
日本は守備時の安定性と攻撃時の推進力を両立させる「3-4-2-1(守備時5-4-1)」の採用が有力視されています。最後方には冨安健洋、板倉滉、町田浩樹ら対人能力とビルドアップ力を兼ね備えた3バックを配置。中盤の底には遠藤航と守田英正が構え、スペインの生命線であるインサイドハーフへの配球ルートを遮断します。そして最大の注目は、シャドーの位置で起用が濃厚な久保建英 スペイン代表戦のパフォーマンスです。
スペインで育ち、ラ・リーガの屈強なディフェンダーを手玉に取ってきた久保の存在は、相手にとっても最大の脅威となります。かつての密着取材や現地会見で久保自身が「スペインの選手たちが何を嫌がり、どのエリアでボールを失うとパニックに陥るかは肌感覚で分かっている」と語っていた通り、敵のプレス網の隙間(ハーフスペース)でボールを引き出し、逆サイドの三笘薫や前線のストライカー(上田綺世ら)へ決定的なラストパスを供給する役割が期待されます。
対するスペインは、伝統の「4-3-3」をベースにしながらも、従来のティキ・タカ一辺倒から脱却。サッカースペイン代表 注目選手の筆頭である若き至宝ラミン・ヤマルやニコ・ウィリアムズといった圧倒的な突破力を持つウイングを配置し、縦への推進力を大幅に強化しています。中盤はロドリ(またはスビメンディ)をアンカーに据え、ペドリが長短のパスでリズムをコントロール。日本としては、ペドリを自由にさせないプレッシングの連動と、サイドバックの裏を突くロングカウンターの精度が生命線となります。