植物油(サラダ油やキャノーラ油)で作るチャーハンと、名店が作るチャーハンの最も分かりやすい違いは「使用する油の種類」にあります。町中華の深みある旨味を完璧に再現したいなら、調理油を「ラード(豚脂)」に置き換えるのが唯一無二の正解です。
ラードは植物油に比べて融点が高く、冷めても米粒の表面にしっかり留まり、口の中で脂の甘みと豚特有の芳醇なコクがじゅわっと広がります。また、ラード特有の油膜が米の水分蒸発を防ぎつつコーティングするため、パサつきのない「しっとりパラパラ」という理想の食感を作り出します。
使用する分量は1人前あたり大さじ1〜1.5程度。チューブ入りの純製ラードを使えば手軽に本格的な香りが立ち上り、スーパーの特売豚肉や安価な具材を使ったとしても、一瞬で高級中華や老舗町中華のような重厚な味わいへと昇華されます。