『ワンパンマン』という作品において、タツマキの真価が最も爆発した瞬間といえば、間違いなく怪人協会編における合体サイコスとの死闘だ。敵の攻撃によって地殻が引き裂かれ、海洋が割れるほどの超異次元戦闘。その中で見せた彼女の防衛・攻撃能力は、もはや一ヒーローの域を完全に逸脱していた。
都市全体を念動力で根こそぎ浮上させ、巨大なバリヤーで味方ヒーローだけを過酷な戦場から護り抜く。自身が瀕死の重傷を負いながらも、最後の一滴まで力を絞り出して敵を巨大なドリル状に捩じ切る作戦。圧倒的なスケール感だ。読者が震えたのは、その強さだけでなく、どれほど血を流そうとも倒れない執念だった。