『別冊少年マガジン』誌上などで開催された公式人気投票は、物語の進行フェーズによって読者の心理やキャラクターへの評価がダイナミックに変化した歴史でもあります。まずは歴代投票における上位陣の顔ぶれを振り返ります。
第1回人気投票(コミックス序盤)では、圧倒的なインパクトを残したリヴァイが1位に輝き、2位に主人公のエレン・イェーガー、3位にミカサ・アッカーマンが入る王道のスタートを切りました。しかし物語が進むにつれ、単なるメインキャラクターだけでなく、過酷な戦場で葛藤する調査兵団の仲間たちが急速に支持を集めるようになります。
第2回・第3回と回を重ねる中で、第104期訓練兵団のジャン・キルシュタインが常にトップ10上位に食い込む健闘を見せました。ジャンは「普通の人間」としての恐怖や弱さを抱えながらも、現実から逃げずに前を向く等身大のリーダーシップが読者の共感を呼び、根強い人気を確立した典型例です。
また、エルヴィン・スミスやハンジ・ゾエといった調査兵団幹部陣は、シガンシナ区奪還作戦などの激闘を経て人気が爆発。物語の真実が明らかになるにつれて、彼らの背負った覚悟と決断の重さが票数へダイレクトに反映される結果となりました。