函館の事件史を振り返る上で、国内外に衝撃を与えた極めて大きな事案として全日空函館ハイジャック事件(1995年6月発生)が挙げられます。
東京・羽田発札幌・新千歳行きの全日空857便(ボーイング747型機、乗客乗員365名)が男にハイジャックされ、函館空港に着陸。膠着状態が続いた末、翌朝未明に警察庁の特殊部隊(後のSAT)と北海道警が機内に突入し、犯人を制圧・逮捕した前代未聞の人質救出作戦でした。
この事件は、日本の治安維持部隊の運用や空港警備体制、ハイジャック対応マニュアルの劇的な刷新へとつながりました。過去の過酷な経験と教訓は、現在の北海道警察の危機管理やテロ・重要事件対策の礎として今も生かされています。