京都屈指の観光地であるため、春の行楽期や紅葉シーズン、週末の昼前後はどうしても混雑が発生します。特に有清園のわらべ地蔵周辺や往生極楽院のお堂前は、記念撮影を待つ列ができることも珍しくありません。
混雑状況を賢く避けて静寂を味わうための鉄則は、「開門直後の朝一番」を狙うことです。午前8時30分(冬季は9時00分)の開門と同時に入場すれば、観光バスの団体客が到着する前の澄み切った空気の中で、苔庭の静けさを独占できます。
午後に参拝する場合は、人の波が引き始める15時30分以降の夕刻が狙い目です。傾きかけた陽光が木々の間から苔庭に差し込む光景は非常に幻想的で、朝とはまた異なる陰影の美しさを堪能できます。なお、あえて小雨が降る日を選ぶのも通の楽しみ方です。雨水を含んだ苔は瑞々しさを増し、本来の濃密な緑の輝きを存分に見せてくれます。