製作活動を単体の作業で終わらせず、クラス全体の探求やクリスマスの物語へと昇華させるためには、丁寧な「導入」と「環境構成」が欠かせません。
行事への期待感を高める絵本の読み聞かせ
製作前の動機付けとして極めて有効なのが、保育におけるクリスマス導入絵本の活用です。視覚的な仕掛けが楽しい『まどから おくりもの』(五味太郎著)や、親しみやすいキャラクターが活躍する『ノンタン!サンタクロースだよ』(キヨノサチコ著)、サンタクロースの準備風景をユーモラスに描いた『あのね、サンタの国ではね…』(嘉成銑児著)などを読み聞かせることで、「自分たちもサンタさんをお迎えする準備をしよう」という自発的な動機が形成されます。
保育室を彩るクリスマス壁面飾りへの統合
子どもたちが作った個々の作品は、そのまま持ち帰るだけでなく、一定期間保育園のクリスマス壁面飾りとして空間全体に配置することで、劇的な教育効果を生み出します。大判の模造紙に描いた巨大なもみの木に、0歳児から5歳児までのオーナメントを一斉に飾り付ければ、異年齢児同士の相互観察や憧れの感情を育む豊かな空間へと変貌します。