屋外球場である阪神甲子園球場でのゲームにおいて、天候リスクの管理は不可避です。「グラウンド整備の神様」と称される阪神園芸の驚異的な排水・修復技術は球界随一ですが、それでも局地的な豪雨や台風、落雷の危険がある場合は適切な中止判断が下されます。
甲子園球場試合中止情報の発表フローには、明確なタイムラインが存在します。関係各所への取材およびNPBの運用規程によると、一般的な決定タイミングは以下の通りです。
- 事前判断(試合開始前):ナイトゲームの場合は「15時00分〜16時30分頃」、デーゲームの場合は「10時00分〜11時30分頃」に第一報が球団公式サイト・NPB速報・公式SNS等で発表されます。遠方からの来場者や公共交通機関の運行状況も考慮されます。
- 開門後の判断:グラウンド状況の回復見込みが立たない場合、試合開始直前(17時30分過ぎなど)に審判団と球団責任者の協議によって中止が決定します。
- 試合開始後の判断(ノーゲーム / コールドゲーム):5回裏終了前の中断・打ち切りは「ノーゲーム(試合不成立)」、5回裏終了以降は「コールドゲーム(試合成立)」となり、勝敗の判定基準が劇的に変化します。
一方、京セラドーム大阪やバンテリンドーム、東京ドーム等のドーム球場で開催されるビジター戦では天候による試合中止の心配は原則ありませんが、台風接近に伴う交通網の麻痺による中止発表には留意が必要です。