近年の日本競馬界を牽引するノーザンファーム(早来・空港)をはじめ、社台ファームや下河辺牧場などの名門育成牧場では、緻密なプログラムに基づいた育成が進められています。ノーザンファーム育成状況を取材すると、夏競馬で無理をさせず、秋の東京・京都開催や冬の中山・阪神開催を照準にじっくり乗り込まれている大型馬の存在が際立ちます。
馬体の成長曲線に合わせた個別管理が徹底されており、骨格の成長を待ちながら坂路でじっくりと負荷をかけられている馬たちは、古馬になってからも息の長い活躍を見せる傾向にあります。
「春先の段階ではまだ緩さが残っていたが、坂路での走りは一級品。秋口の府中で満を持してデビューさせたい」といった牧場関係者の声も聞こえてきます。6月の開幕ダッシュを決める快速馬だけでなく、秋以降の2歳馬次走報に名を連ねるであろう奥手の大物候補からも目が離せません。