春の別れを語る上で欠かせないのが、卒業ソングとしての絶対的な存在感を誇るいきものがかりとレミオロメンの楽曲です。
2006年にメジャーデビュー曲として放たれたいきものがかり「SAKURA」は、神奈川県の小田急線沿線の風景を織り交ぜながら、上京する若者の孤独と強さを描いた名曲です。ボーカル・吉岡聖恵の突き抜けるような歌声が、不安を抱えながら新生活へ踏み出すリスナーの背中を力強く押し続けています。
一方、レミオロメンの「3月9日」は、元々はメンバーの共通の友人の結婚式を祝うために作られた楽曲でした。しかし、ドラマ『1リットルの涙』の挿入歌として起用されたことを契機に、全国の学校で卒業式の定番合唱曲として定着しました。10代の学生から当時をリアルタイムで過ごした40代まで、世代を問わず「春の始まりを告げる合図」として深く記憶に刻まれています。