自動車業界の地殻変動が止まらない。これまでのEV開発はバッテリー容量の拡大ばかりが注目されてきたが、ここへ来て「モーターそのものの効率」に焦点が移った。鍵を握るのは、従来の円筒型モーターとは異なるフラットな形状のアキシャルフラックスモーターだ。
薄型でありながら圧倒的なトルクを生み出すこの新技術は、ローターとステーターの配置を最適化することで、エネルギーロスを極限まで減らすことに成功した。エンジニアたちが血眼になって計算しているのは、コイルに流す電流と磁界が交わる角度。そう、まさに中学理科の教科書に載っているあの基本原理の極限状態の応用なのだ。