『シャキーン!』の魅力は単なる「元気の押し売り」ではなかった。視聴者の頭を直撃する実験的なコーナーや、シュールで中毒性の高い音楽。それらカオスな世界観の中心にどっしりと鎮座していたのが彼女のセンスだ。
歌唱コーナーで見せる感情豊かな表情のグラデーション、即興のリアクションで見せる切れ味。ただ言われた台本をなぞる子役ではなく、自らの感性で空間を支配していた。毎朝7時、テレビの前にいた誰もが「今日は何をやらかしてくれるのか」と胸を躍らせたものだ。あの体験は、当時リアルタイムで接していた子どもたちの感性へ、消えない刺激を注ぎ込んだ。