1点を追うフィリーズも黙ってはいない。終盤8回、主砲が投じた甘いスライダーを完璧に捉え、左外野スタンドへ突き刺さる同点ソロ本塁打を放った。一瞬にして静まり返るブッシュ・スタジアム。しかし、カージナルスはその裏、粘り強く四球を選び出塁すると、代走の足を生かした一挙の連続盗塁で再びフィリーズに圧力をかけた。
9回のマウンドに上がった守護神は、伸びのある直球でフィリーズのクリーンナップを三者凡退に打ち取った。最後の打者が空振り三振に倒れた瞬間、スタジアム全体が地鳴りのような歓声に包まれ、ゲームセットの瞬間を迎えた。