追撃の波が押し寄せる中、真の強者たる所以を見せたのがドジャースのベテラン陣だった。ムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンの「MVPトリオ」が形成するラインナップは、プレッシャーがかかる局面ほど真価を発揮する。
ロイヤルズのセットアッパーが投げ入れた勝負球のチェンジアップに対し、ベッツは冷静に球筋を見極めて四球を選んだ。続くフリーマンが流し打ちで左中間を破るタイムリー二塁打。息をのむような緊迫感の中で一気に突き放す集中力は、まさに百戦錬磨の強豪ゆえ。若さあふれるロイヤルズの反撃の芽を、経験と技術で確実に摘み取った瞬間だった。