近年の気候変動に伴い、短時間で猛烈な雨が降るゲリラ豪雨や線状降水帯の発生が常態化している。こうした水害に対し、中央 分離 帯が地下排水の要として再評価されている。
大雨の際、道路表面に水が溜まるとハイドロプレーニング現象が発生し、ハンドルやブレーキが利かなくなる極めて危険な状態に陥る。そこで新設・改修される中央 分離 帯には、大量の雨水を一気に吸い込んで側溝へ誘導する高機能スリット排水構造が標準装備されるようになった。
道路の中央部を周囲よりわずかに低く設計し、集水溝を設けることで、対向車線側からの冠水流出を食い止める防波堤の役割も果たす。目立たない技術ではあるが、ゲリラ豪雨下での命を守る水防設備として、構造全体の再設計が進められている。