日本の学校におけるこの柔軟なシフトは、海外の教育関係者やメディアからも関心を集めている。
欧米の多くの公立学校では私服通学が主流である一方、イギリス連邦諸国や一部のアジア地域では伝統的な服装規程が強く残る。そうした中で、「フォーマルな統一感を一定程度保ちつつ、ジェンダーフリーと実用性を高いレベルで融合させる日本のモデル」は、きわめてユニークな事例として受け止められているのだ。
個性の尊重と集団としての調和。相反しがちな二つのテーマを、衣服という日常の道具を通じてどう着地させるのか。日本の試行錯誤は、海外の学校改革にとっても興味深い参照点となっている。