「東北福祉大」と聞いて、真っ先に全国屈指の硬式野球部やゴルフ部を思い浮かべる人も多いだろう。プロの第一線で活躍するトップアスリートを数多く生み出してきた歴史は、今や同校の代名詞でもある。しかし、その根底にあるのは単なる勝利至上主義ではない。
スポーツ科学と健康福祉学の融合が、同大の真骨頂だ。アスリート自身のパフォーマンス向上はもちろんのこと、その知見を一般高齢者のフレイル予防や障害者スポーツの支援へと還元する循環構造が完成している。身体を動かす歓びを誰にでも届ける。競技の枠を超えたこのアプローチこそが、学生たちの視野を広げ、多様性を受け入れる強い精神力を養っている。