コンクリートとガラスで構築された最先端の店舗が並ぶ目と鼻の先に、樹齢数百年の木々が鬱蒼と茂る明治神宮の森が広がっている。この極端なコントラストこそが、このエリアが持つ最大の魅力であり、都市計画上の至上命令でもあった。
近年推進されてきた環境共生型の設計により、駅周辺の新ビル群は壁面緑化や自然光を巧みに取り入れる建築構造を採用。人工的な都市の喧騒と、太古からの生命力を感じさせる森の空気とが心地よく混じり合う。買い物を楽しんだ後にそのまま森の小径を散歩するコースは、今や国内外の観光客にとって定番の「心をととのえるルーティン」となっている。