流れが変わったのは、2026年にリリースされた『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』の爆発的ヒットだ。世界市場での想定以上のセールスが、KONAMI上層部の意思決定を決定づけたとされる。
「過去の遺産を保護するだけでは意味がない」。取材に応じた開発チーフは強い眼差しでそう語った。AAA級タイトルとして予算が投じられた今作は、Unreal Engine 5による圧倒的な描写力で構築されている。水面に映る旧市街の街並み、群衆の一人ひとりが異なる動きを見せる群像劇の質感。日本発の本格ファンタジーRPGが、再び世界基準の最前線に躍り出ようとしている。