国境など、最初から無かったかのように歌う。日本語、韓国語、英語。3つの言語が交錯する彼女のフロウは、言語の壁を越えた純粋な音の快楽として耳に飛び込んでくる。単に複数の言語が喋れるというレベルの話ではない。各言語が持つ固有の音感や韻の踏み方を極めて音楽的に配置し、一つのトラック上で縦横無尽に跳ねさせることができるのだ。
海外アーティストとのコラボレーションや、アジア圏を中心とした大型フェスでの圧倒的なパフォーマンス。彼女は日本発のアーティストという枠組みすら過去のものにしようとしている。言葉の意味を超えてダイレクトに感情を届けるそのスタイルは、ストリーミング時代のグローバル市場において圧倒的な強みとなっている。