SNS上で「#HSPあるある」が何百万回も再生される現状に対し、精神科医や臨床心理士からは警告の声も上がっている。自己診断によって本当の病気を見過ごす危険性があるからだ。
発達障害(ADHDやASD)や、トラウマに由来する複雑性PTSD、あるいはうつ病。これらはHSPと症状や感覚が酷似しているが、支援のアプローチや治療法はまったく異なる。HSPは疾病や障害の診断名ではなく、あくまで生まれ持った「気質」に過ぎない。自己肯定感を高めるためのラベルが、適切な医療へのアクセスを阻むバリアになっては本末転倒だ。