アジア地域で常にトップクラスの評価を受けるのがシンガポールだ。街中のいたるところに設置された監視カメラ、徹底された街の清掃、そして厳しい罰則規定。これらが抑止力となり、街の治安レベルは極めて高い。2026年現在も、世界中のビジネスマンやファミリー層が安全を求めて同国へ集まり続けている。
一方で、気になる日本の立ち位置はどうだろうか。日本は依然として世界トップ10圏内を維持しており、夜間に財布を落としても戻ってくる確率の高さや交番制度の機能美は世界から絶賛されている。しかし、数字の裏には課題も潜む。近年の物価高やSNSを介した闇バイト犯罪の急増、都市部における治安体感温度の下落など、統計上の数字だけでは測れない「市民の不安」が確実に表面化しているのだ。世界から見れば天国のような安全度であっても、国内の現場では決して油断できない変化が起きている。