ベテランとなった近年でも、その挑戦的な演技はとどまることを知らない。『憂国のモリアーティ』で演じたジェームズ・モリアーティ(ジャック・ザ・リッパー)や、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の角都(カクズ)など、重厚でありながら一癖も二癖もあるキャラクターで作品を引き締めている。
ただ恐ろしいだけでなく、どこか気品と知性を感じさせる声の質感。若手声優が多く出演する現代のアニメ作品においても、彼が登場することで画面全体の緊張感が一段と増す。作品に重厚なリアリティをもたらす「アンカー」としての役割を、見事に果たし続けているのだ。